とおくへ ゆきたい
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地味で うつくしい豊かな海


 町が土砂に埋もれた豪雨から10ヶ月。

 ベエイは厚く厚く泥に覆われ、息の根を止められた海底は月の砂漠状態でした が、、、 種はプログラム。季節を迎え芽を伸ばし、アマモ場はあたらしくなりました。一年生の草ばかりの若いアマモ場は寧ろ生き生き。古いアマモが一掃され、若いアマモは伸びやかに揺れてます。若しかしたらだけど、息の根を止められた過去アマモが若アマモの栄養になっているのかな。


 自然災害は自然を完全に狂わせたりしないんですね。季節を知り、つまんだアマモは雌花を覗かせておりました。紛れもない水中花の花弁のない雌花。あんなことがあっても、生きるべきものはきちんと生きている。言葉が出ないなあ。。。


 しかも、姿を消していたウミヒルモも所々で二枚葉を両手のように広げている。いなくなってなかったんだ。海底には微粒子な泥が濃く厚く覆ったのに、これが準絶滅危惧種?じぇんじぇん逞しいじゃん。


 ホソエガサもちゃんとある。少し数が減っただけで、命の気配は十分ここにある。
 これらの絶滅危惧種は全くここの普通種。静かな須佐の海、なんと豊かなことだろうかと思う。

| うみくさ・海藻 | 23:12 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
思いを語れば、あの災害の日、あの災害の後 と、尽きません が。。。

なんと新しいアマモの芽はすっかり育ち、花まで咲いてる。
ウミヒルモも所々二枚葉を広げ、若しかして花も咲く???ってな匂い。

且つ!ホソエガサまで、何事もなかったかのように貝礫に乗って揺れてます。
ホソエガサって、礫の中で環境が整うまで礫で眠り(潜み?)続けるんですってね。それがきっちり姿をみせている。ありゃま、須佐ってどんだけ豊かな海なんだろうと… そういう結果に至りましたね。
| かおり@管理人 | 2014/06/01 12:05 PM |
おぉぉ〜〜!!
地下茎のあるウミヒルモはまだしも、ホソエガサまで復活とは。

いやいや、自然は人間の想像を超えていますねぇ。
いろんな意味で。
| たま。 | 2014/05/30 3:35 AM |
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