とおくへ ゆきたい
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仲間の名しか もたないものたち
前回、名前の解らない生きものとして海藻とネズッポを書きました。



まず、ネズッポ。
沖縄のステーキ屋さんでのロギングで、名前は解らないヤツと聞いてはいたものの、久々にFaceBookの某グループで名前を伺ったらどうかと思いUP。しかしというか、やはり名前不明ネズッポの答え。

この時、集中して狙っていたのは謎ハゼだし、ネズッポなのは解るけど何だろう まあとりあえずと何枚か撮影。撮りつつも謎ハゼが気になってたまらず、まあいい君はこれで終わり…ってな感じだった。



こういう中途半端な撮影は後々大きな反省に繋がるなあ。
こうして写真にすると解るけど、砂地ではほぼ砂と同一の姿。ホント小さくどこいったかわからなくなる。どうにかヒレを広げた姿があるが



尾鰭腹鰭まで完全にとなると無理。そもそも尾鰭を広げた姿なんて撮れません。

イトグサ1.jpg

そして海藻。
これも同じくFaceBook某グループで質問。答えはイトグサの仲間。
紅藻である事で、それとなく検索しイトグサというものの類らしいとは調べ着いたものの、こうしてイトグサですよと答えて頂けるとホントに嬉しい。 丸い粒は生殖器官(嚢果)。 海藻ってそいういう部分がブツブツ粒的な状態になるね。昔はそういう海藻をみると可哀そうにビョウキだわって思ってた(^_^;

イトグサ2.jpg

面白いのはこれ。
つーても、ご指摘して頂いたものの上、興味あっても急に専門の森に誘われると基礎が無いので呑み込めない。

呑み込めないんだけど、無性世代の生殖器官の粒と解釈すればいいのでしょうか。雄と雌がありながら、無性世代とかいうものがありこれも嚢果と同じものが造られる。なんじゃそりゃ素人には良く解らない。解らないけど生殖ってなんだろう、わりに植物類に雌雄別々の場合が多々ありながら、へぇ雄と雌があるのかーって感心してしまうし、そもそも雌雄ってなんだろうなんて考えてしまいます。
| ネズッポ | 22:28 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
春の砂地で


海藻の季節到来。海の芽吹きは陸より少しだけ早いですね。 挿絵的にちらちらとUPしているこの海藻、紅藻で調べても名前が解りません。食べられるか茂り過ぎてじゃまになる等、人との関わりがさしてない藻は話題にならず調べ難いもんです。



丸い粒があるものと無いものが存在するので、丸い粒は海藻特有の生殖体なのかなと撮影しました。海藻の体そのものも、マクロレンズで写すと 織物状の構造がみられ絵的に面白いなあと感じるのですがどうでしょう。

IMG_4689.jpg

面白いけど名前が解らない繋がりで このネズッポ。
謎ハゼを探している時、ハゼに似た色と大きさだけど 違和感あるイガイガ体で歩いいていたヤツです。ハゼに集中と思いつつパチリ。

砂泥と似た容姿と小ささで 微妙に撮り難い。
チビだけに、お友達はワレカラ。

IMG_4693.jpg

ほら、後ろ後ろ

IMG_4696-001.jpg

解らないものは全身くっきり撮っておきたい。
が、肉眼ではほぼ砂姿だし歩き回るしで 思うようにいかないなあ。

IMG_4698.jpg

くっきりに と思いつつ、間違ってほんわり開放しているし〜。
| ネズッポ | 14:00 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
コブヌメリの産卵 2019 三幕

7月下旬、コブヌメリは中旬に比べ繁殖行動への意欲が高く 完全な日没前からしきりにペアで飛行を繰り返していた…という事の続きです。



行動の活発さからして、明らかに盛んであるにも関わらず、ライトやダイバーに気が散るのか 飛行しても途中で下降したり飛行をやり直している動画をUP。

一匹の雄をマークして観察しているので、雄は全て同一個体です。 何度となく飛行&低空飛行を繰り返し、海中はどんどん暗闇へ。

ライトの刺激に苛立ってる様子で こっちもライトを中てなかったり調節したり。


どんどん暗くなり、闇でカメラが何を捉えていいか解らずピントが合わなくなってきたので 赤ライトで恐る恐る(といっても光るけど)照らしてみる…ってな生態撮影ダイビングです。


P7270056.jpg


こうして撮れなかったシーンも多々なので、実際何度飛んだかは解りません。

結構イイ感じ〜だったタイミングで撮れず、肉眼でのみ観たものもあるし、こういう力の入るダイビングが楽しめた事そのものが好いのかもしれない。


元々苦手だったナイトダイビングは、慣れた海でも気が張る中で、観たい撮りたいと熱望していたシーンに出逢える感激と興奮があります。思う様に撮れなくても、自分の目で観る事が出来ただけで十分なものです。


しかし、観れば撮りたい、撮れればより撮りたい、更に好い画が欲しい、と欲が出る。

巧く撮れなくても 結局そういう事を(自分は)楽しんで遊んでいるんだなあ…。


P7270057.jpg


こうして、7月から恐らく8月にかけて日没に潜ればコブヌメリの繁殖行動を堪能できる事が よぉ〜く解った。

雄を見つけ、意外と広い縄張りを移動するコブヌメリをつけていくと縄張り内の雌たちとタイミングを合わせ産卵飛行を繰り返している。雄と雌の仕草はホッッッントに愛らしい。見るからにカラダに力が入りヨイショヨイショと二匹で飛ぶ独特な姿は、これぞネズッポの晴れ姿!と思ってしまう。


P7270064.jpg


でも、這ったり飛んだりするだけじゃないのね。


雄は「ダイバーが邪魔なんだよッ!」ってズボッと砂地に潜り込んでしまい とうとう観察終了。そういえば昨年、一緒にこの観察をしたダイバーさんが、雄が求愛した雌が砂に潜り込んだ 雌は嫌だったのかなといっていたなあ。


そーだった そーだった…

コブの行き先は海底方向にもあったって思い出したわ… と、コブヌメリナイトEX。

| ネズッポ | 09:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
コブヌメリの産卵 2019 二幕


前回の教訓を胸に再チャレンジ。
結論から言えばライトを照らしても産卵飛行をしたらしいし、じゃあ直に当てなければ良いかというと、コツもあるかもだけど魚そのものの個性もあるような気もします(ホントの事はわからない)。私がマークした雄はライトに苛立っていたので、思うようにいかなかった私の負け惜しみもあります〜。



コブヌメリたちそのものは、前回よりも繁殖の意欲が強く、辺りが薄明るいうちから産卵飛行に励み、二匹が寄り添ったかと思うと すぐ飛行したりして話がはやっ!って感じ。それでも日が沈みだすと海中はどんどん暗くなり、コブもライトやダイバーに気が散って飛行しても産卵に至らず、途中で下降したり飛行をやり直したり。



逆に言えば、何度も何度も飛ぶので撮る側からすればチャンスが増える。
ただ、それでも暗い海で動き回るコブの撮影は なかなか巧い事いかない…。
ともあれ、繁殖の意気込みは上等でした。撮るのが難しくても これは充実の夜です。

撮った動画をじっくり編集したいのですが、日常雑多に追われUPが後回しになってますが、



とりあえず突き出しに、RG Blueに赤のフィルターとコンビニの袋を巻き付け、自分なりに工夫の灯りで撮った短い動画をどうぞ。ライト色を加工してません。
真剣に工夫したライトが功を奏し、なんだか昭和のエロって感じです〜。
| ネズッポ | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
コブヌメリの産卵 2019
コブヌメリの季節到来。
大変地味な魚とはいえ、やはりネズッポ 産卵行動は二匹で飛行。
昨年に引き続き、今年も撮らねばっ!って事でナイトへGO〜。

IMG_1530.jpg

昼間もコブヌメリがどの辺りに どれだけいるかをチェックしたもんね。雄はしきりに縄張りを見回っている。雌の様子を念入りにチエックしてるのかな。

P7150025.jpg

そして夕方。

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我々は陽が落ち切らないうちにコブたちのもとへと足早に向かう。

わたくしは、兎に角 雄をマーク。陽がすっかり落ち 辺りが暗く見え難くなった頃

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一人でうろついていた雄は、いつの間にやら雌と出逢い

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意志を確かめ合い

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なんだか息を合わせておる。

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イイ感じだわ いいわいいわ。



そして飛行。興奮のあまり激しくピンボケる。しかしこんな事で挫けない。



いや〜ん 今年も産卵飛行観ちゃったわ〜(動画2019 今年のやつ)。

ただ、刺激しないようにとライトを点けないままの撮影は撮れているのかどうなのか。ま、いいわ。暗い魚の愛の証拠動画だけど撮ったもんねっ!とEXすると、ガイドさんは完璧な動画をがっつり撮って笑顔いーっぱい。なぬぅー…

で、カメラの設定やライトの工夫を伝授して貰ったんで、また撮り直ししよう。



うーむ…昨年の方がいい動画撮れた様な気がするなあ…
と思って見直してみたけど、昨年も真っ暗な中なんとか撮ってたり、赤いフイルターをライトに点けて撮ったりで やはりかなり苦労したのを思い出した。
それでも、昨年は大満足した気がするなあ(動画2018 昨年のやつ)。

観る事が出来ただけで満足だった昨年のわたくし、今年は欲深くなったのかしら。
| ネズッポ | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
コブヌメリの産卵活動 2


7月末、熱いコブヌメリの縄張り争いを観たもんで、今度は産卵行動を観に行ったハナシの続きです。



一匹の雄を追うと、縄張りにいる雌たちに産卵の準備が整っているのか 次々巡回。
鰭を広げたりして、なんらかのコミュニケーションをとっている。
そして、急にプイと離れ次の雌の様子をみにいく。雄ちゃん、結構忙しい。



準備が整っていそうな雌と、産卵飛行(というのかしりませんが)に至りそうな様子もちらほら。

コブヌメリはネズッポの中でもデリーケート(?)で、ライトの刺激で産卵活動を直ぐに止めちゃう。
この産卵飛行の助走も、ライトが無ければ産卵に至っていたかも。

ライトは一緒に潜られたダイバーさんの案と材料で赤いフイルター仕立て。
常々試行錯誤を重ねて撮影されているダイバーさんの知恵と、青海島の方の器用さで 私のライトは既製品の様な仕上がりに。なんかすごい。。。あとは、私の使い方次第。この時持って入った撮影武器(カメラ)は、一眼突然の不調でTGとこのライトのみでしたが、心強いぞ。



産卵飛行は3回確認。
陽が落ちると辺りはどんどん暗くなり、カメラを構えても ピントが合っているのかどうなのか解り難い。
これでいいのか??見えんぞ。うーー 「灯りの使い方」が今後の課題。

それにしても、ネズッポらの産卵飛行は雑誌やSNSでよくみてました。
ニシキテグリなんて身近にはいないし、滅多にナイトをしない私は 縁の無いシーンと勝手に思い込んでいたところもあります。 しかし、この青海島でこんなに熱い産卵飛行が繰り返されていたんですね。



地元にいる生きものの活動を、地元で潜るダイバーとしてちゃんと観ておく大切さってのを感じた夜。
まだまだ夏。コブヌメリの熱い産卵飛行は続く様子!今度いつ行こうかなっ。
| ネズッポ | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
コブヌメリの繁殖行動 1
P8040104.jpg

熱い夏。コブヌメリも熱い夏。



このテの類の繁殖行動は、雑誌やSNSで見かけるけれど私は初めて観ました。
ニシキテグリやヤマドリじゃなくても、見応え十分。目玉も満腹。
写真や動画を確認したら、3シーン撮れててホント嬉しい。

嬉しいし、なんかさ、ほら一度中途半端に撮ると むらむらと胸に「撮る欲」が沸き起こるのよねぇ。。。
| ネズッポ | 00:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ