とおくへ ゆきたい
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珊瑚の産卵2


珊瑚(ミドリイシ)の産卵は、ダイバーになれば多くの人が一度は観たいと思うのではないでしょうか。私も、もう何年も観る機会を狙っていました。怖かったボートでのナイトダイビングも、ただただ珊瑚の産卵見たさに克服したようなものです。キクメイシやハナガタサンゴの産卵は過去観ていますけど、ミドリイシについては私は未確認でした。

夕方を待って出航。 まず、20時に一本目。ミドリイシの先に卵が出てきているかをチエック。 普段、ポリプは出ていても 卵なんて影も形もないものなので、見るまで想像出来ませんでした。



しかし、ちゃんと卵が詰まっています!
へええー!こんなになるんだ。と、カメラを構え待っていたけど この状態でまだ暫くかかるらしい。発射準備OKって感じなのかな。



22時頃を待ち、二本目潜行。
するとすると、おおお!ぽつりぽつりと産卵が始まり



あちこちで もうばらばらと卵が放出されています。
ワイドレンズでないと、このスケールが撮れないかもで、そんなもの持って無いので仕方ないんんですけど、みるみるうちに辺りは卵だらけ。



わーい!やっとやっと見ちゃったよ!って感じです。
| 珊瑚 | 11:55 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
そして 今年もハナガタサンゴの産卵をガン見
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ハナガタサンゴの産卵も、今年無事に立ちあいました。ホントに不思議です。 沖縄に暮らしている訳でもないのに、こうして毎年観させて頂きありがとう。





写真や動画としては、昨年の出来の方が好いので『ハナガタサンゴの産卵とはなんぞや』と思われる方は昨年の動画(上二つが昨年のもの)をどうぞご覧あれ。ただし、脳裏には昨年に負けず劣らず目玉凝らしてガン見し焼き付けております。毎年観ると少し冷静になれるのもイイ感じ。

ハナガタサンゴなんて、普段気にも留めないんだけど生きものっていいね。
健康な命の繋がり この「ふつー」に生きものの存在がある。
それはなんでかね そもそもホント なんでかね。

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あの珊瑚この珊瑚



思い出す多くの珊瑚等全て、夏の或るとき それぞれこういう時間を持っている。
わああ それは一体どんなものなんだろう。

珊瑚の産卵を観るものとしては、冬に枯れ木だった桜が春を匂い、花を全身に開くオドロキと同じものを感じる。人は花を仰いで大変幸福になる。命の力を目で確かめるからだ。花は一体どこからきたの、体のどこに隠していたの。
岩のような珊瑚らかも、夏の夜 命が溢れる。
誰が見ても特別な花の姿が溢れ出す。
人間が観ても観ていなくても そういうふうにできている。
| 珊瑚 | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
手を 握ってあげたくなる感じ〜
そして、キクメイシの産卵を今年も観察。これは今年で三度目になります。
昨年(2018年)の状態はこれ。

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この珊瑚が産卵する時間帯は およそ解るようになりました。
ただ、産めばもう「玉切れ」になる小規模の珊瑚の産卵を繰り返し観察出来るなんてステキ。
カンザシヤドカリがハサミで掴んで食べる程ある大きさの児頭は(卵)は直ぐすぐ出てこないし、珊瑚が力んでいるのが伝わって来るようで観ているこっちも大変力が入るというか…出産って感じすらある。

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うぅーん (排臨)

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ふーー はー

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うううーーーつ (発露)

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プリっ

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おんぎゃー おんぎゃー おんぎゃー

おめでとうございます。元気なお子さんが 今年も無事に生まれました。
| 珊瑚 | 22:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
サンゴの産卵についての妄想… 2019


キッカサンゴが産卵の時期、毎日チョウチョウオが突いているものなのか解りませんが、こういう場合 やはり観察地点がホームだったら面白いだろうなあと思いますね。そして、住んでもいない沖縄で二度も同じ光景に出逢えた事は幸運。

産卵よりチョウチョウオばかりが目立つ動画ですが、今年の様子も動画でUP。


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(写真は2017年。紫部分がキッカサンゴでゴミみたいなのが誘発された産卵)


2017年の時、珊瑚から卵が噴き出る瞬間を観なかったら ただチョウチョウオが群れている好い眺めとしか思わなかった。今年は噴き出る卵が目立たず解り難かったけど、チョウチョウオの異様な群れっぷりと珊瑚の表面を突く行動で、ああ2017年の時と同じ、これは産卵だなと理解。


他の珊瑚に魚たちは同じような行動をとらないのかなあ。 この様な日の夜、この珊瑚が本格的な産卵を行うのかどうかも疑問なんだけど、見た目地味なキッカサンゴの、しかもブダイの糞様の卵は人気も無く、この珊瑚の産卵をダイバーは追わないのだろう。Webで探しても情報はとても少ない…。


私としては珊瑚とチョウチョウオの関係、生態が面白く思える。


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これも2017年、キクメイシの産卵時カンザシヤドカリがおにぎりの様に両手で持って卵の一つを食べていた写真。こいつは産卵時穴から顔を出しむしゃむしゃと完食した。卵は美味しいのだ。


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しかし、2018年の夏の朝、いきなり辺りがピンク色の粒に包まれた時には どの魚もこれを食べたり乱舞したりせず、至って平静だった。スリックではなく新鮮な卵と思われるのに 卵だからといってなんでもかんでも捕食を受ける訳ではなさそう。つまり、捕食を受けないタイプのものは こうして夜じゃない時間帯に産卵するってことなのかな??


と、こういう妄想をしていると、夜間の産卵と捕食の関係性は無いと突っ込まれそうだけど。

| 珊瑚 | 14:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
チョウチョウオとキッカサンゴの産卵 2019
確認すると、珊瑚の産卵を2016年から観ております。
珊瑚の産卵=ミドリイシ と認識されているかもで、私はそのミドリイシの産卵は観た事がないけれど、寧ろミドリイシでない方が自分として情報も少なく新鮮に感じるなあ。それを今年も目の前に出来ちゃった。

今年は三種確認。前年も同じく同場所でこの三種は確認出来ている。



まず、昼間にチョウチョウオによるキッカサンゴの産卵(誘発行動)。
昼間の海でチョウチョウオが奇妙に群れ被覆系の珊瑚を突く。

2017年の様子はコチラ 是非クリック。今年も状態は全く まーーったく同じ

チョウチョウオ以外にも、オヤビッチャ等他の魚も入り混じるが主立って産卵を誘発し捕食しているのはチョウチョウオに思える。他の魚は率先して行動しているというより、おこぼれに与っているように感じる。

最初確認した瞬間、珊瑚から噴き出たものが「卵」に思えず「???」だったけど、珊瑚自体から「噴き出す」ものは産卵以外に多分無い。噴き出たものは「卵」の印象とは異なるいびつな形状で、泳ぎ去るブダイの糞すら思わせる。



キッカサンゴとは、写真左側の岩肌を覆うような紫っぽい被覆状のやつです。

面白いのはチョウチョウオ達が、キッカサンゴの体に噴き出す卵が格納されていることを知っていること。そして狙っている珊瑚がこの珊瑚だけである事も。あらゆる種の珊瑚が暮らす場所で、『これは刺激を与えると食べる事が出来る』と知っているのだ。キッカサンゴがチョウチョウオ等に刺激されず産卵する時間帯はいつなんだろう。これだけたかられ捕食される事を思えば、魚たちが熟睡する時刻に命を放つと推測するけれど。

家に戻り、派手に乱舞するチョウチョウオ等を景色的に眺め撮影したり観察していた事を悔やんでいる。キッカのポリプの状態を私は確認しなかった。若しかしてだけど、ポリプに卵が透けて見えていたのではなかろうか…。いや、肉眼ではなくチョウチョウオ等は珊瑚の匂いやホルモンのようなものを察知する…のかなあ…。
| 珊瑚 | 22:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
今年も おんぎゃーおんぎゃー


乗り物というものは魔法の如しで、冊子のパラパラ漫画を眺めるように陸を眺め あれよあれよと沖縄から住み慣れた土地へ移動。随分前だったら「梅雨前線という雲の塊」をゆく飛行に胸が躍ったりもしたのですが、雲の合間は景色もなく ただガタガタのガタガタガタ…。
毎年繰り返す慣れという感動の錆に「ああ 飛行機が揺れて梅雨嫌だわ…」。

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が、しかし梅雨前線を毎年行き来する理由は珊瑚の産卵。
ここには感動の「錆」はありません。

旅の終わりの今日は疲れもあり、今夜詳細は綴りませんが 珊瑚の産卵を追うここ数年、ミドリイシではないもっと面白い産卵を毎年(驚く事に)外さない(ガイドさんがよ)のも不思議です。し、こうして目立たない命のリレーを繰り返す生の恒常性にココロが満たされる気持ちです。

てか、これ凄くない?地味珊瑚地味キクメイシの力みっぷりは出産…。
ミドリイシだけが珊瑚の産卵なんかよと思うね。
今夜は疲れてるから綴らずわたくし 寝るけどさ。
| 珊瑚 | 22:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
令和生まれ確認


暫く更新していませんでしたが、今現在は沖縄滞在中。

沖縄本島は悪天候で条件付き運行での出発でしたが、おかげさまで普通の雨天。無事にこうして沖縄の地へ。



しかし 雨が上がっても、狙う生きものが暮らす海は たっぷり濁り、ポイントを選択しつつあらあらとうとう北部まで(°_°)


大移動やん!私は珍しくて面白いから嬉しいけど申しわけないわー。それに むちゃくちゃ潜りたいわここ!

しかし 相当の泥水でこの場所も更に移動。



‥‥という、潜る事に関する熱心さと こだわりを つくづくありがたく思います。



結局そういう熱心さのおかげ。


パソコンを持って来ていないので、一眼の写真の確認は家に戻ってからになりますが、今回一番の目的も見事に達成。

キクメイシの仲間の産卵です。


動画もちゃんと撮れていたらいいなあ。

| 珊瑚 | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
スリバチサンゴの仲間の群生地


好きな生きものは、海草や、ちいさなハゼばかりでもありません。 ここんとこで一番は葉状のスリバチサンゴの仲間の群生地。



崖の上から下、そしてそのエリアはどのくらいあるのかな



その景観をおさめるには 相応のレンズがほしいと思うほど圧巻。



見上げるとバラの花のような姿が全部裏返しになって いまいち



崖から見下ろすと遠近ついてイイ感じかなと思うけど、一歩下がるとサンゴを蹴るかも と、中途半端な出来栄え… 画のイメージはあるのよ 景観も申し分ないし。伝わらない写真量産なのは、不消化を理由にまた連れて行って貰おうということです。
はい。

| 珊瑚 | 08:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
珊瑚の朝 2
余韻が胸に残っているので昨日のつづき。



シュノーケリング中、俄かに辺りが珊瑚の卵だらけになった時、普通に考えて『昨夜生まれた いわゆるスリック』と思ったのですよ。だって午前9時過ぎくらい(多分)でしたし。



しかし、ほんとに粒が新しいゲ。




以前みたスリックというものは赤潮っぽいというか…。
こんな状態。この写真は勿論海面で海中の画ではないけども。

この不思議な海の姿は、実際に体験しないと信じがたいだろうなあ。
それに、素潜りで卵の出どころをいちおう探したけど解らなかった。
産卵ってったって、いつまでもぽろぽろ出る種もあるだろうし、私が観た数種の珊瑚の場合は、差がありながらも基本的には短い時間に卵が出たら終わりってもんだった。この時も 探し始めた時には既に産卵そのものは終わっていた可能性も十分ある。

ただ、産んだ珊瑚を突き止めていなければスリックは否定できない。
そうなのかもしれない。そうなのかもしれないし解らない。
解らないけど感覚的には今しがた出た珊瑚の産卵状態。が、何と言っても午前中…。



体験を共有したのは一緒にシュノーケリングしていたガイドさんのみ。 貴重な体験を、その他の人にはなかなか信じてもらえないのではとも思うけど でも

でも 感激。
| 珊瑚 | 00:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ
珊瑚の朝
今朝のことです。

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飛行機搭乗日、いつものシュノーケリングをしていたら突然目の前がこんなことに。

昨夜生まれたサンゴの卵か?とも思ったけれど、すごく新鮮。
赤潮状態で漂っている状態では無い。ぱらっぱらの 粒っつぶ。

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辺り一面 すごい はっきりいって 凄い。

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しかも、このエリアには珊瑚がたくさんあるけれど、リュウキュウスガモも混在していて、朝の明るい海の中、珊瑚の卵をかきわけて(?)リュウキュウスガモの草原を泳ぐ。

あまりにも不思議な朝の海。
| 珊瑚 | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | このページのトップへ