とおくへ ゆきたい
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貝を利用する 小さなハゼ 12
地味なハゼのハナシはとりあえず終わり。
一年前にみつけた貝大好きなハゼについて、あの時 こんなに盛り上げれるとは思ってもなかった。一見目を惹かない小さな生きもを継続して観察し、案内して頂いている事にお礼申し上げます。

威嚇 (1).jpg

最後は付録みたいなネタです。貝に乗ったまま、微妙な気配。

砂地によく似た小さなハゼも、ここまでガン見していると私でもヒレの色具合の変化が(少しは…)解るようになります。普段肉眼では解り難いヒレに色味を感じると

威嚇 (2).jpg

スタッつ と貝から飛び降る(ピンボケ)。 なんだなんだと思っていたら

威嚇 (3).jpg

同種登場。
求愛なのかなっ 今回はツイてるわたくしステキ。

威嚇 (4).jpg

と、おもいきや それもなんだか異なるような。

威嚇 (7).jpg

求愛を観た後なので、求愛の画をバッチリ撮影持ち帰えるチャ〜ンス!
(先に観た求愛の時の画。ヒレの色柄強いわ〜)

威嚇 (5).jpg

カメラを握る手が熱くなったけど も…、今度は相手はそそくさと消え

威嚇 (6).jpg

行ったな。ヨシ!!
ってな顔と カラダに残る色彩変化の余韻。
ふむ。微妙な威嚇だったのかな。雄同士の威嚇ってのも、いつか観られるかもしれない。てか、これだけ充実した観察が楽しめておきながらなんて欲深いワタシ。



名前も知らない小さなハゼ。今後、名前を含めいろんな事が解るかも。
私にとっては ただ名前のない君の行動が愛らしく、新鮮な風のように思える。
海の中にも陸地にも空にも、こうして人がつける名を持たない生きものが あちらこちらにいるんだろうなとおもう。
| トンガリハゼ属1-3 | 22:24 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
貝を利用する 小さなハゼ 11

産卵床の場所が気にくわない?安全でないと感じると?かどうか解らないかもだけど、こうして敢えて動かすのだからそんなんだろう。卵が無い場合も、必要と感じると同様に移動させるらしい。


移動 (1).jpg


今回は真珠の如く生みたての卵アリ。

チビの割に 卵のサイズは若干大きい印象がある。


私は動かすとは思わず観察してたので、

「ええっええええええっっ?!?」

目がテンの大興奮。ガイド ガイドはどこじゃ こんな事してる はよ来い!砂泥地で暴れると一瞬にして観察も撮影も全部出来なくなるんで、カラダは騒げないし 全く、わーおわーお!レギュレーター咥えたまま

「んーーーんんんーーーーっっ」

とかさ、わたくしはいろいろ叫んだけど、そんな音波は全く伝わらず。


そのうち、にょろ〜〜っとガイドさんは泳いできたんで説明。

で、こっちでもそれ撮ってるよってTG動画を海中再生して見せられた。

そっか… 貝を咥えて移動ってのをするハゼなんだ…知らなかった…。



動画が何より解り易いです。短くまとめてますので 宜しければどうぞ。


移動 (2).jpg


くっそダイバー邪魔 と、ハゼ心に思ってるのか


移動 (3).jpg


たじろぎもせず間合いを計っているぞ ハゼ、まるで武士。


移動 (4).jpg


咥える位置と進行方向は 二枚貝が本来繋がっている先っぽ。殻頂ってんですかね(調べたんですけど)そこを咥えて進んでいく。何時もかどうかは解らないけど、ハゼも貝の形を理解しているんでしょうかね。ホンマ面白い。


一度にどのくらいの距離を運ぶのか、観察を重ねるしかないけど私が見た限りでは細切れに繰り返していたな。こんなん繰り返したら結構遠くまで行くんじゃないのか。


移動 (5).jpg


移動の瞬間は一瞬なんで、写真に収めるのは貝返しと同じく簡単じゃない。 他の生きもの等も、動かせないだけで一旦産み付けた場所を移動させたいと思う事は多々あるかもしれない。謎ハゼはハゼなりに動かせる物体に産卵するリスクも高そうだなと想像。どっちも産卵や保護って賭けなんだろうな。


砂地とほぼ変わらない地味なチビハゼに夢中になる日々は これからまだまだ続きそうです。ハゼの装いが地味だから、こんなにパワフルで愛らしい行動を知らずに過ごしていた。産卵床を自分で持って移動させていくってのを、今回熱く熱く記録しときます@2020年2月のちからこぶし。

| トンガリハゼ属1-3 | 10:16 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
貝を利用する 小さなハゼ 10


雌の存在に焦り、求愛をしつつ産卵床を設える。



この名前の解らない(多分ない)ハゼが、産卵床を造っていく動画です。

貝を動かし、体当たりでへし折る。というか折れちゃった…のかもだけど、動かす結果貝はバラける。そして要らないものを 払ったり咥ええて運んだりする動きを 自宅のPCでしみじみ観ていると『このハゼが貝を移動する』ということについて、そう違和感ない事に思えたりもするなあ。

うーん こいつなら やるわ。


IMG_4671.jpg


が、しかし それでも愛らしい産卵床作成時とはまた違う面白い貝運びです。

やはり、産卵床を造る時にモノを運搬するのみならず、動かせるものに産み付ける事が独特ってハナシに尽きるわと再確認なんだけど、実際観た時、ええぇえええっ?!ってレギュ咥えたまま叫びましたもんね。

こんな地味なネタでいつまで引っ張るんかいっっ…って感じですが、自分的には有頂天の極みなので続けます。タノシイです。その独特の動きは更に次回へ〜


…つづく。

| トンガリハゼ属1-3 | 01:55 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
貝を利用する 小さなハゼ 9


ハナシはちびちびと進みます。まず求愛。

求愛といっても、その流れに興味があるのですが、謎ハゼの求愛や婚姻色の姿は初見なので 観察の大きな手応えであり記録しとかなくては。

地味なれど、自分的貴重な謎ハゼ求愛動画↓をどうぞ。



今回の求愛、産卵床が出来ておらず 雄雌伴に焦りも見え隠れ。

こんな時、産卵床完成した別の雄が登場したらバトルになるのかな。

謎ハゼの観察はまだまだ丸一年。求愛しつつも産卵には至らず、しかもエア切れで最後まで観察は出来ませんでした。生態ダイビングは時間との闘い…。と、いいつつ、この雄ハゼのネックは産卵床にしようとする貝が扱い難い二枚貝の状態だった事。



ちなみに、ヒレコレクションとして婚姻色になる前の主に背鰭



婚姻色となった時の背鰭等。

普段の状態で腹鰭の広がった写真を撮ってないけど、背鰭なぞ元々潜んでいる色素が興奮するとぐわっと拡大しているのがよぉ解る〜。


ハゼは貝返し所か、何度も貝を倒し産卵床にしていきます。

雌ちゃんが自分から離れていかないよう、大変気にしながら頑張る姿から 時間切れで離れなくてはいけなかったのは後ろ髪引かれる思いでした〜。


勿論つづく…

| トンガリハゼ属1-3 | 12:06 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
貝を利用する 小さなハゼ 8
興味をそそらない地味な外見の功名か、小さなハゼたちの海が静かにあります。
面白い行動も人知れず。が、この注目すべきポイントは『固定されていない物体を産卵床にする』ということだな。岩や岩に付着した貝殻に産み付ける、又巣穴の中で産卵するという場合、産卵床は移動させることが出来ません。



謎ハゼの場合、気にくわない、安全でないと感じると?(かどうか解らないけど)自ら貝を咥えて動かす。 産卵床の卵を守る為、観察中 ダイバーに向かって威嚇するってのは他の魚でもあるけれど、持って移動するという驚きの行動を今回初確認。上の写真、貝を咥えているでしょ。この姿勢で泳ぎ貝を移動するんですよ。

求愛が観察でき、貝返しのみならず移動まで観察&撮影できた。
肉眼では砂地とほぼ同一のハゼなので、肉眼で見失いやすいのだけど、自宅のPCで確認すると求愛行動の動画もいちおう撮れていましたっ!!

姿が地味でも、自分的には何よりもいい生態ダイビングができた@感謝〜
充実と興奮がいっぱいで、順を追って書いていけるかな…
伝わるように記録の整理が出来るかなっ …と、ワクワクが続いています。

(画像の整理編集をしつつ UP予定〜)
| トンガリハゼ属1-3 | 16:02 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
貝を利用する 小さなハゼ 7


そんなこんなで 名前の無い地味ハゼのもとへ。


観察を始めて まだ一年程度なんで解らないんだけど、現在繁殖期なのは間違いなさそう。トンガリみたいに何気に年中繁殖しているのかもだけど。



気に入った貝を見つけると、今日もせっせとひっくり返してる。

一瞬で動かすんで、撮るタイミングが難しいけど、こんな産卵床制作をするってのはホント面白い。 今回、伏せた貝を一旦埋めたのを確認し、一旦EX。休息をとり次のDive時には再度掘り起こして産卵床にした姿も確認。翌日、その貝には卵が産み付けられていたんで、埋めた貝をきっちりハゼは活用しているってのも解った。



小さなハゼの全身は、どう見ても地味なんだけど



今回は求愛行動にも遭遇(手前のボケているのは雌)

なんとウレシイ偶然!って思ったけど、そもそも産卵床造りに勤しんでいるワケで、当然求愛もするのだが、昼間に求愛するんだわ。

潜る度にいろんな事が解ってホンマ面白い。というか、このハゼの生態凄く面白い。

婚姻色となり、求愛している姿は あれ?違うハゼかなって思う程柄が出る。

且つて、婚姻色というものが良く解らず(今もよお解らんけど)、興奮時に体色が一瞬で出たり消えたりするってのが実感出来ていなかった。が、今回 納得。

求愛時、体色変化が一瞬で現れ そして消える。婚姻色ってこういうものなんだ。


背鰭も強く模様が浮き出て、カラダいっぱいに生きる力を感じる。

一見何もなさそうな海底で、善きに生きるとは何かなんて事も考えてみたりする。

| トンガリハゼ属1-3 | 23:21 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
おのれ 私の宿はどこじゃ


寒い寒い沖縄。

とりあえず那覇で眠ろう と、思いきや


深夜明けのカラダで道に迷う。ホンマこれがどーゆー事か夜勤したものじゃわからんけど。しかも迷い込んだ場所が歓楽街٩( ᐛ )و

 本気で助けてここはどこ!°°・(>_<)・°°



こんな事もきっと 思い出に変わる。

目指すわ今日も『謎ハゼ』のもとへ。



でもなんちゅーか 我が沖縄の旅はいわゆる女子のリゾート 楽園のイメージとかけ離れているような‥‥‥

| - | 21:25 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
貝を利用する 小さなハゼ 6

砂っぱらは


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一見静かで退屈なんだけど、


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揺れている


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ダイビングで観察に行ける状態でも、揺れはあるのだから、波がある日はどうなっているんだろう。だからこそ(?)吹きっさらしの砂っぱらでなく、大抵のハゼは穴の中に潜んでいたりしてるんじゃないかな。

砂を使って産卵床を固定してみても、そもそも深く埋めているワケでなく、容易く貝は剥き出しになるし多分転がる。



一番初めに謎ハゼを見つけた時も、卵を産み付けた貝は盃状に仰向けになっていて、その上にハゼが乗っていた。この時は裏返った状態とは知らなかった。何かのアクションでひっくり返った姿を偶然目にしたのだ。(写真・2019/1月末)


以前、落ち葉を産卵床としているトンガリが、揺れる海底で翻弄されているのも観た事がある。それでも体制を整えようと、トンガリは頑張っていた。



謎ハゼも、卵を産んだ後も転がると 子どもごと元に戻す。

ホント、笑っちゃう程 見事。


安定した場所を産卵床としている彼等に備わる『砂堀り 砂掛け 砂隠し』そして『貝返し』。貝の活用として伏せて使うか仰向けで使うか、種によって真逆ってのもなんでかな?と思うけど、神様はこのテのハゼを創った時、2パターン試してみたかったのかな。どっちのハゼも、ホンマ良く働き繁殖してますよ神様。

| トンガリハゼ属1-3 | 00:12 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
貝を利用する 小さなハゼ 5
『昨年の10月に観察できなかった今回の本題』

あの時…
目を離した隙に 貝が仰向けから伏せられていた。そのほんの一瞬何があったのか。

ハゼは地味〜にシレッとしている。
記憶違いだったのかな…?と思う程静かな静かな海の底 で、

P1160159_Moment11.jpg

地味にハゼは息を整え(多分)間合いを計り、ここという重心のツボを突く

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バランスをとり くわあぁあ〜〜〜っ と貝を持ち上げ

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それは見事な 貝返し。しかも、実に一瞬。 いつ一瞬がくるのかよめないんで目を離せません。 上の写真3枚は動画より引用。解り難いのでハゼを矢印で示しています。 が、それでも動きは解り難いので是非動画でどうぞ。



自分より十分大きな貝を、一撃で返す地味なハゼ。
しかし、産卵床になるとココロに決めるとこんな事やってみせる。
(ホンマ、この種は絶対ひっくり返すようす)

のっぺりとした砂地には、身を隠す岩もゴロタもありません。
卵ちゃんが危ないかもしれない。うーむ うーむ…と悩んでやってるワケでもなかろうが、その身に仕組まれた手段ってのは実に面白い。
安全に繁殖する為、このハゼは自分で隠れる場所を造っている。

トンガリハゼは、貝(或いは葉などの産卵床)を仰向けの状態で固定し産卵。親はその上に乗り、仁王立ちで活用するのに対し、謎ハゼは わざわざ自力でお椀状態に整え 貝の下にもぐり守るという、より安全な隠蔽スタイル。
物凄く良く似た地味ハゼだけど、繁殖の為に選んだ活用手段はオセロの黒と白、真逆を選んで繁殖してるのねー。

と、まだ続く…
| トンガリハゼ属1-3 | 12:35 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ
貝を利用する 小さなハゼ 4
『一旦埋めた貝を本当に利用するのか』について。
早々に答えを言うと、埋めた貝を利用します。
ハナシを行きつ戻りつ説明すると

nazo1.jpg

一日目。 白い皿の様な貝を、謎ハゼは気に入り周囲をうろつきます。
当然、ワサワサ砂を動かしたり払ったり。よお働きます。

nazo2.jpg

二日目。
同じ場所に行ってみると、トンガリハゼが貝を埋めた時にみられる放射状の溝が。
本当に中心に貝が埋まっているのでしょうか?

IMG_4287.jpg

チラッと確認。あります。
そして、埋めたハゼは不在。そこにあるのは保存された貝のみ。

IMG_4419.jpg

更に翌日。
貝の下に謎ハゼが。
貝を甲にし頭を出しているというか、右に左に行き来し砂を掘っている。

いい物件を見つけると、掘ったり隠したりし 後日その場所に戻りきっちり利用するってのが確認できた。本能なれど道具(貝)を見定める事ができ、保存し産卵床として使う計画性…があるように考えられる行動に地味〜〜に感動。

が、ここで昨年の10月に観察できなかった今回の本題に入ります
1日目の貝の状態と、3日目は貝の裏表が異なっています。
10月、私が目を離した隙に仰向けだった目の前の貝が伏せられており、ハゼ お前は今何をしたっ!ってな無念の終わり方をしてました。
ガイドさん曰く「正に昇竜拳デス」。
ゆるせません。我が目玉で確認しなくては。

IMG_4355.jpg

さあ、貝を保存し産卵に利用するってのは、よぉーく解った。 観察は次の段階。トンガリハゼ1種-3と大きく(?)違うのは、『貝の向き』にあると言ってもいい。
この周囲に各々単独で同じ謎ハゼが数個体うろついているので、さあ、君らが貝をどうするか今回は逃すまじ。

本題の『貝に何をしたか』に続きます。
| トンガリハゼ属1-3 | 11:38 | comments(0) | - | - | - | このページのトップへ